
空間演出デザイン学科とは?
空間演出デザイン学科は身体を基軸にデザインを再定義してゆきます。私達の学科のカリキュラムは、人が生きるという営みを身体に近いところから遠いところへ向かって整然と組み上げられています。デザインとは、社会に無限に存在する「うまくゆかない仕組み」や「うつくしくない環境」「心の閉塞」などの問題を発見して、それを具体的に製品や演出という解決策を見出す大切な人間の行為です。それに加えて、表面には直接現れない最終形に至るまでの発見や提案を含む「考え方」の美しさを競うエレガントな仕事です。身体に一番近く、人の心をもっともワクワクさせ、身近な自己表現であるファッションデザイン。
そのファッションデザイン領域をより深化させ、ゆたかな想像力と精度の高い創造力を小さく凝縮した世界で展開するジュエリーデザインやアクセサリーデザイン。このジュエリー・アクセサリーを含むコミュニケーションツールの未来を形にするプロダクトデザイン。私達にやすらぎと明日への力を与え、快適で美しい世界を提案する空間デザイン。そしてこれらの領域を絡ませながら、あらゆる場が心豊かで絶えず感動に満ち溢れるようにするのが空間演出デザインです。つまり空間演出デザインとは、日常から非日常、住空間から公共空間まで、身近な生活雑貨やインテリア、舞台美術やディスプレイ、美術館展示やショー、音や光などが絡み合うこれからの総合芸術なのです。そのすべてがこの学科には用意されています。そしてそれぞれのコースは緊密に連携しています。私達は、未来を創造する力強い人材を社会に排出すべく、日々工夫と研究を重ねています。特に、京都の伝統工芸からものづくりの原点を、そして日本文化の本質を京都から学びます。国際競争力をリードする「おもいやり」や「もてなし」がこれからのデザインの基本だと思うからです。いまほど未知の産業を生み出す可能性に溢れた時代はありません。50年前にはテレビという業界はありませんでした。20年前にはコンピュータや、10年前にはインターネットという産業も黎明期でした。基礎技術から先端的なテクノロジーまでしなやかに融合させ日々進化する本学科にこそ未来があるのです。
