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〜1/fベクトル上のハミング〜

本コースでは、ジュエリーやアクセサリーやそれに付帯するモノやコトのクリエーションを通して人の夢や幸せのかたちを世界に発信していきます。単にかたちをデザインすることだけではなく、クリエーターとして包括的に―デレクションにとどまらずプロデュース―世界観をデザインしていきます。


まずはわたくし(一人称)の夢や幸せをかたにすることで、それを語ることが出来ることから始め、次にクリエーションで生計を立てる為には三人称やあるいは二人称の世界=市場という舞台にあがるためのスキル、またはスキームに身を置くことのできる身体をつくる。
という事は人が綿々と受け継いできた夢や幸せのかたちというものを知る必要があります。


この問いかけは、クリエーターなら誰でもいつでも何処ででも、ことあるごとに繰り返しブーメランのように回帰して来ます。それにある種の“素直さ”をもって耳を傾けることのできる、“豊かさ”をめざし、生活の中での“愉しみ”を提案していきます。


よって本コース領域は、単にジュエリーやアクセサリーという既成の閾を超えた、身体のおよぶすべてに眼差しを向け、手を動かすことで考えられるすべてのコトとモノが、人の身に纏う美しさやあるいは華やかさ、また人のいる所の心地よさへ向かうベクトル上にある、と言うことができます。


〜美しく身を飾るモノから美しい心を現わすモノへ〜

ジュエリーが他のプロダクツと異なることで特徴的なことは、次の二つの相反する範疇の要素を合わせ持つということである。生活を送るうえで直接的に必要なわけではないこと。考古学あるいは人類学的時代まで遡り存在していること。 このことは、ジュエリーをデザインするということにおいて重要なファクターとなり、それなりの敬意と気遣いを、さらに加える必要があるように思われる。




一般にジュエリーは美しいものであるが、美しさについていえばジュエリーに限らず美しさそのものには、利便性は存在していないので、その効用が問われることになる。従って、美しくて当然、美しさ以上のことが求められる、ということになる。

主に素材となる貴金属は、この地球が存在する前に存在していた恒星の最後の輝きである超新星爆発の名残であり、心奪われる石の輝きは原始地球からぼくたちと同じように続く惑星の営みの結果である。
雨が大地を潤わせ葉が茂り、蔓は伸び実がなり、鳥が飛び日が射して虹ともに風がおこり水面が波打ち渦巻き、岩や砂は形を変えて熱として移動する。人は石や木や布や金属にといろいろな方法で、ある情熱のもとにその形をとどめてきた。

その情熱の形を身につける、あるいは気の遠くなるような記憶と同化したいという意志が、ジュエリーには込められていると考える。

そして、このジュエリーというコトバは、おおよそすべてのコトバに2次的に置き換えて強化・敷衍できること、あるいは“想い”というレリーションに表象できること、と考える。



1年次では造形をなすための基本的な右手の使い方と姿勢による視線のあり方、2年次では左手について、右手を使うに実は左手が重要な役割を果たしていること。と同時に初めに右手で何をどのように掴んだのか?ということを思い返すという、モノをつくり出す本来の目的を、フーガのように繰り返し高低を変えた行為として、基礎的カリキュラムが習得されていきます。3年次では双手が奏でるモノづくりの音を聞き分けるためモノからモノへ深く潜行して、世界の美しさ、不思議さを知ることで、モノづくりのリレーションの中に身を置きます。4年次ではそこから浮上し羽化して、“世界の中にいる”という社会や身体としての自己との折り合いをつける=同期させる場を見つける準備をおこないます。

その時、ブランドづくりや国内外の展示会への出品をおこなうカリキュラムは、複数のクリエーターあるいはバイヤーや編集者との交わりを通じて網羅的な支えとなっていきます。その中でプレスリリースの制作やホームページの開設は不可欠であり、また什器・パッケージデザインおよび陳列空間への配慮も必須であることから、造形的修練や商品・会計的管理を含め積極的にコンピュータ演習がおこなわれ、マニュファクチュールの周縁を固めて自立性の高い視線で事象に対する感覚や感度を養います。


◯ジュエリークリエーター
◯コスチューム・ジュエリークリエーター
◯メタルワーク・クリエーター
◯グラスワーク・クリエーター
◯ファッション雑貨クリエーター
◯ファンシー・雑貨/玩具クリエーター
◯什器・パッケージデザイナー
◯店舗開発設計
◯ファッションブランド設計/経営